愛犬が「薬を飲んでくれなくて困っている」「薬を嫌がらずに飲ませる方法が知りたい」と悩んでいませんか。
うちのワンコは慢性疾患を抱えており、2年程前から朝夕2回の薬を服用していましたが、さらに最近サプリメントも追加になり、現在は2種類の薬と2種類のサプリメントを服用しています。
薬の形態は錠剤が3種類と粉末が1種類ですが、そのまま出しても当然のごとく服用してくれません。
いろいろな服用方法を試みた結果、メディボールを使えばかんたんに薬を飲んでくれました。
薬を飲ませるときには、できるかぎりストレスを感じさせないことが大切ですが、今ではストレスどころが喜んで薬を飲んでくれています。
今回の記事では、犬の薬の飲ませ方や実際に私が行っている方法、使用している道具も紹介していきます。
ストレスフリーな薬の飲ませ方ができれば、犬との信頼性を
損なうことなく、犬の健康維持にもつながります
投薬補助おやつ:メディボール
メディボールとは、ジャパンペットコミュニケーションズ(ペット家族)のオリジナル商品で、薬が苦手な犬猫の投薬を補助するためのおやつです。
メディボールには以下の3つの特長があります。
- 獣医師と共同で開発
- おやつにできる嗜好性
- 柔らかく包みやすい形状
私が実際に使用し、ワンコも(薬が入っていることには絶対に気付いていませんが)喜んで薬を飲んでくれる神的アイテムです。
15個入りで600円(税抜)とお手頃な価格になっています。
使い方
メディボールの大きさは直径1㎝程で、最初に見た印象は「小さい!」でした。
以下の公式サイトに掲載されている手順のようには上手くいかず、薬がこぼれ落ちたり飛び出したりを繰り返しながら、自分なりの方法を確立していきました。
1.メディボールを指で押し伸ばして中央にくぼみを作ります。
引用元:ジャパンペットコミュニケーションズ(ペット家族)
2.お薬を中央に乗せて、まるく包んだら出来上がりです!ご褒美感覚であげてみましょう。
お薬の大きさに合わせてちぎったり、くっつけたりできます。
錠剤でも粉薬でも包みやすく与えやすいサイズと形状に工夫されていますが、
1粒で包みきれないような大きさの薬を包む場合は2粒お使いください。
フレーバーの種類
犬用のフレーバーは「ササミ、ビーフ、チーズ、ミルク、レバー、たら」の6種類です。
私はささみ味とビーフ味を購入したことがありますが、うちのワンコはどちらも喜んで食べてくれました。
私の使用感としては、ささみ味のメディボールの方が柔らかくて薬を包みやすかったので、今はずっとこちらを使用しています。
ビーフ味は、少しパサパサしていて崩れやすく、薬を包みづらい印象でした。
原材料と成分値
お薬を服用するためとはいえ、メディボールの原材料や成分値、カロリーなどにより、使用がNGの場合もあるので、必ず獣医師に確認してください。
うちのワンコは低脂肪食をすすめられていますが、少しなら嗜好性のあるものを食べてもOKの指示をもらっています。
食物アレルギーがある場合にも十分注意してくださいね。
私が使用している道具とメディボール活用法
私が実際に使用しており、とても役立っている道具たちを紹介します。
道具を使うことで、薬を準備する手間をグッと減らせますよ。
ピルカッター
ピルカッターとは、錠剤をカットする道具です。
これを使う前は、ハサミで錠剤をカットしていました。
ハサミだと錠剤が壊れやすく、形も均一にならず、とても大変でした。
錠剤のカットでお困りの方には、ぜひ使用をおすすめします。
私が使用しているピルカッターの蓋を閉めた状態と開けた状態の写真です。
大きさは、長さ9㎝、幅4.5㎝、高さ2.5㎝、価格は500円くらいです。
蓋の内側にカッターが付いており、蓋を閉めると錠剤がカットされる仕組みになっています。
うちのワンコは、錠剤を朝・夕に1/4錠ずつ服用するため、カットが必要です。
サプリメントも朝に1錠飲みますが、そのままの形ではメディボールに包みづらいので1/2錠にカットしています。
錠剤を1/4の大きさまでカットする手順です。
錠剤の大きさに合わせて黄色部分のツマミを上下させ、しっかり錠剤を固定します。
軽く蓋を閉めてカッターと錠剤の位置を確認し、錠剤にカッターが当たってから力を入れると上手くカットしやすいです。
柔らかい錠剤は、少し砕けることがあります。
1/2錠にカットした錠剤をさらに1/4にカットする場合も、手順は同様です。
次に、朝に服用している薬をメディボールに包んでいきます。
メディボールの公式サイトに載っている手順とは違い、自己流になります。
メディボールの中心に向かって薬を押し込み、開いた部分を周囲から包むようにして丸めると出来上がりです。
ピルクラッシャー
ピルクラッシャーとは、錠剤を粉砕する道具です。
スプーンの裏などで圧迫して粉砕することもできますが、専用の道具はやはり便利です。
夕の薬は粉砕して粉末にし、犬用ちゅーるに混ぜて服用しています。
私が使用しているピルクラッシャーの写真です。
大きさは、縦7㎝、横7㎝、高さ4㎝、価格は1,000円くらいです。
カップ内に錠剤を入れ、蓋を回すと錠剤が粉砕される仕組みになっています。
今使用しているのは2代目です。
1代目は購入後まもなく、蓋を回したときに容器の底にヒビが入ってしまい、次に少し値段は高いものの丈夫そうなこちらを購入しました。
すでに1年以上使用していますが、問題なく使用できています。
蓋を外して、容器の中心に粉砕したい薬を置きます。
時計回りに蓋をねじると、薬が粉砕され粉末になります。
蓋をクルクル回すだけで、大きな力をかける必要がないため、とても楽ちんです。
蓋の三角形は、握力の弱い人でも利用しやすいように、人間工学をもとに握りやすい形に設計されているそうです。
犬用ちゅーる
粉薬はメディボールに包むのが難しいため、犬用ちゅーるに混ぜて食べさせています。
犬用ちゅーるチュールもメディボールと同様に嗜好性が高いため、喜んで食べてくれます。
ちなみに私は「いなばペットフードのWanちゅ~るとりささみバラエティ」を購入しています。
犬への薬の飲ませ方
私はメディボールを使用していますが、犬の薬の飲ませ方にはいろんなアプローチがあります。
ここでは一般的な薬の飲ませ方を紹介しますが、個体差や薬の種類によって異なるので、愛犬に適した方法を見つけてあげてください。
直接口に与える
犬の口を優しく開け、薬を舌の根元に置き、犬の口を閉じ、鼻を軽く押さえて飲み込むよう促します。
犬が飲み込むまで、喉をなでたり、喉の下をマッサージするなどの刺激を与えると、飲み込む助けになります。
フードやおやつに混ぜる
フードやおやつに薬を混ぜることで、薬の味や匂いをごまかして服薬しやすくなります。
しかし薬を避けて食事を食べない場合は、この方法は止めてください。
チュアブルを使用する
犬にとっておいしい味や香りが付いているため、犬が喜んで服用することができますが、チュアブルタイプの薬は種類が限られています。
注射器やスポイドで与える
液体薬を注射器やスポイドに吸い、犬歯の後ろの隙間に差し込み注入します。
粉砕する
錠剤など形態的に犬が飲みにくい場合、粉砕して粉状にし、ウエットフードに混ぜて服用します。
ただし薬を粉砕すると、薬の有効性が損なわれる場合があるため、必ず事前に獣医師に確認してください。
犬の薬の形態
犬の薬は人間の薬と同様に、さまざまな形態なものがあります。
処方されることの多い薬の形態と、それぞれに適した飲ませ方について紹介します。
錠剤、カプセル
固形の形態のまま服用することが多く、直接口から服用することが多いです。
そのままの形状だと飲みにくい場合などは、必要に応じて錠剤は粉砕し、カプセルは中身を出して与えることもあります。
錠剤を粉砕したり、カプセルなしで服用することで、薬の有効性が損なわれる場合があるため、必ず事前に獣医師に確認してください。
粉薬
粉薬はそのままの状態で服用することは困難なため、少量の水でペースト状にしたり、ウェットフードに混ぜて与えることが多いです。
液体薬
注射器や計量スプーンなどを使用して薬の量を測ります。
シロップで甘い場合はそのまま飲んでくれるかもしれませんが、無理な場合はウェットフードに混ぜて与えます。
チュアブル剤
犬が好むようなおいしい味や香りが付いており、おやつ感覚で楽しみながら服用することができます。
フィラリア予防薬やノミ・マダニ駆除薬はこのタイプの薬が多いです。
うちのワンコは、錠剤は後述するメディボールを使用し、粉薬は犬用チュールに混ぜていますが、メディボールもチュールも嗜好性が高いので、喜んで服用してくれます
おわりに
犬が薬を飲まずに元気でいることができれば、それが犬にとっても飼い主にとっても一番幸せなことです。
でも病気などにより薬が必要になることは、ほぼ確実にあると思います。
そのときに、愛犬にストレスなく薬を飲ませてあげる方法があると、犬と飼い主がお互いにストレスを感じずに済むだけでなく、治療効果も上がります。
今回は私が使用しており、自信をもっておすすめする服薬アイテムとして、メディボールを中心に以下を紹介しました。
・メディボール
・ピルカッター
・ピルクラッシャー
・犬用ちゅーる
愛犬の健康管理とともに、確実に薬が飲める方法をみつけていきましょう
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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