- パートの面接なら服装はスーツじゃなくても良い?
- 面接のためにわざわざスーツを購入するのはもったいない
- パートと常勤では面接時の服装に違いがある?
志望先の面接を受けることになったとき、まず最初に服装選びに迷ってしまう人は多いでしょう。
パート志望の看護師であれば、「正職員の面接じゃないから、そんなにきっちりしなくても大丈夫でしょ」と考えるかもしれませんが、パートであっても正職員と変わらず服装には気を遣うべきです。
時には「自由な服装で来てください」と言われるケースもありますが、そもそも「自由な服装」の捉え方は人それぞれです。
さすがにTシャツにジーパンで面接に行く人はいないでしょうが、とりあえずスーツを選んでおけば間違いはなく、相手に悪い印象を与えてしまう心配がありません。
看護師は他職種に比べるとスーツを着る機会がとても少ないので、面接のためだけにスーツを準備するのはもったいなく感じますし、なによりも出費がツライですよね。
もしスーツの準備ができないときには私服でもなんとかなるので大丈夫です。
今回の記事では、パート看護師の面接時の服装を始め、注意するべき身だしなみ、スーツ以外のおすすめの服装について解説します。
パート看護師の面接時の服装はスーツが第一選択
スーツを選んでおけばマイナスの印象をもたれることはないので、服装選びに迷ったときにはスーツが無難です。
そして服装はもちろんですが、見た目全体の清潔感がとても重要です。
いくら基本に忠実な身なりに整えても、クタクタの汚れたスーツや靴、顔色が悪い、髪がボサボサ、といった状態では印象は悪くなります。
スーツだけでなく面接時の身だしなみ全体についても説明していきますね。
第一印象は見た目が55%を占めると言われています
スーツの色は黒・ネイビー・グレー
スーツのおすすめの色は黒・ネイビー・グレーの3色です。
黒はリクルートスーツのイメージがあるため20代向きであり、30代半ば以降では顔色が明るく見えるグレーが人気です。
ストライプなどのシンプルなものであれば、柄が入っていても問題ありません。
上下セットになっているものを選び、ボトムはスカートとパンツのどちらでも構いません。
スカートなら自分の肌の色に合ったストッキング、パンツなら白や黒、グレーなどの落ち着いた色の靴下を選び、派手な色や柄は避けましょう。
スカートは膝が隠れるくらい、パンツは足の甲に裾が当たるくらいの長さを選んでください
スーツのインナーは白がおすすめ
スーツの下に着るインナーはシャツやブラウス、カットソーなどが一般的です。
インナーの色は顔色が良く見える白がおすすめですが、淡い色であれば白以外でも大丈夫です。
柄は控えめか無地のものにしておきましょう。
よほどの奇抜なデザインや派手な色でなければ、インナー選びはそれほど気にする必要はありません。
コートはフォーマルなデザイン
寒い時期であればコートなどの羽織りものをどうするかも気になりますよね。
屋内では脱いで抱えておくため、邪魔にならないようにかさばらないのが良いです。
コートを脱いでいても目には入るので、色やデザインにも配慮してください。
フォーマルなデザイン、ダーク系かベージュなどの落ち着いた色合いのものを選び、フードやファー付き、ダウンコートなどは避けておきましょう。
靴はヒールが低いパンプス
靴は無地でシンプルなデザイン、黒やブラウンなどのスーツに合う色を選び、ヒールは3~5㎝くらいのパンプスが一般的です。
履き慣れていない靴だと不自然な歩き方になったり靴擦れができてしまうので、面接までに少し履き慣らしておくことをおすすめします。
普段はもっぱらスニーカー派なので、ヒールのある靴は苦手です
カバンはA4サイズの書類が入る大きさ
履歴書などA4サイズの書類を持ち運ぶことが多いので、カバンの大きさはA4サイズの書類を折らずに入れられるものが良いです。
色は黒かネイビーで、なるべくフォーマルなデザインのものを選び、あまりにカジュアルなものは避けましょう。
置いたときに型崩れしないように、底や側面が真っ直ぐなものをおすすめします。
髪型はすっきりで、カラーは明る過ぎない
看護師として働くときの基本的なヘアスタイルを意識しておくと良いでしょう。
顔に髪がかからないようにし、肩より長ければひとつにまとめておきます。
カラーはあまりに明るいのはNGなので、ダークブラウンくらいまでにしておきましょう。
一般的なヘアカラーのレベルスケールの7番くらいであれば問題ありません。
メイクはナチュラル感を重視
素肌に自信があってもノーメイクはNGです。
最近は常にマスクを着用していることが多く、医療機関ではほぼ必須ですが、たとえマスクで顔のほとんどが隠れていてもメイクはしてください。
顔色が明るく見える程度のナチュラルメイクでOKです。
爪については、ネイルはせずに長さも短く整えておきましょう。
アクセサリーは着けない
面接時にアクセサリーを着ける必要はありません。
たとえ小ぶりなものであっても、好印象につながることはないので着けない方が良いです。
腕時計はシンプルなデザインであれば問題ありませんが、派手な色や装飾、高級ブランド、カジュアル過ぎるものは避けてください。
面接時のスーツ以外におすすめの服装
「面接までにスーツを準備できない」「スーツを購入する余裕がない」といった場合には、フォーマル感のある私服で面接に臨みましょう。
スーツと同様に色は黒・ネイビー・グレーの3色、上下セットになっていなくても良いですが、似た色合いのものが無難です。
個性的ではなくシンプルなデザインで、落ち着いた印象を与える服を選んでください。
ユニクロやGU、H&Mなどのファストファッションでも、フォーマル感のある服装に仕上げることは十分可能です。
以下の服装はユニクロの商品(ジャケット・パンツ・ブラウス)でコーディネートされており、トータルの金額は約13,000円となります。
ユニクロ公式オンラインストア
ファストファッションだと、面接時だけでなく普段着にも使えるのがメリットですね
たとえ「面接は私服で来てもらって良いですよ」と言われても、普段着で行くのは絶対にダメで社会人としての一般常識がないと思われかねません。
前述したようにスーツか、フォーマル感のある私服を選びましょう。
面接前に見学に行くケースもあるかと思いますが、その際も面接時と同様の服装で良いです。
TPOに合わせた服装選び、行動ができているかを見られていることを認識しておきましょう。
私が面接時に選んだ服装を紹介
私は今までに5回の転職をしましたが、面接にはすべてスーツを着て臨んでいます。
30代までは学生時代に購入したスーツを着ていましたが、さすがにデザイン的に合わなくなってきたので、40代になって新調しました。
看護師は本当にスーツを着る機会がないので、1回着ただけでクリーニングに出すこともあり、もったいないと思っていたところ、家の洗濯機で洗える「ウォッシャブルスーツ」の存在を知ります。
迷うことなくコスパ重視で、セールになっていたウォッシャブルスーツを購入しました。
ウォッシャブルスーツはこまめに洗えて清潔なうえ、お手入れがとても楽なのでおすすめですよ
私が購入したスーツは無地の黒色、上下セットでボトムはパンツ、かなり伸縮性があり動きやすいのが◎
ちなみに購入先はスーツ専門店で、お値段は約25,000円でした。
インナーとして、アイロンがけ不要の白シャツも1枚購入しましたが、これまたアイロンがけが苦手な私にはとても重宝しています。
学生時代以来、約20年ぶりに購入したスーツは驚くほど進化していました。
私の現役スーツ上下とインナーです。
その他の面接時に必要なものでは、バッグは黒色のトートバッグを普段もガンガン使用中、靴は黒色の3.5㎝ヒールのパンプスで冠婚葬祭でも使用しています。
面接は滅多にあるものではないので、面接時だけでなく普段使いもできるものを購入するのがおすすめですよ。
まとめ
結論として、パートであっても面接時の服装にはスーツを選ぶことをいちばんおすすめします。
しかし面接のためにスーツを購入するのは大きな出費になるので、スーツの代わりにフォーマル感のある服を選ぶのもアリです。
ファストファッションであれば、スーツよりはずっとお手頃な価格で購入できます。
服装で採用の成否が決まるわけではありませんが、第一印象には大きく影響するので、服装はもちろんのこと髪型やメイク、靴やカバンなど細かい部分にまで気を配って面接に臨んでくださいね。
面接と同じくらい転職活動において大きなハードルの履歴書の書き方についても解説しています。
コメント